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本種は、ジョウザンミドリシジミや エゾミドリシジミとよく似ていて、採集時に本種と思って調べたところ、結局違っていた ことが何度かあった。確実に本種を採集しようと思い、2011年に小樽市の銭函を訪れる ことにした。国道5号線を札幌から小樽方面に向かい、「銭函」の標識に従って細い道路を 進んだ。快晴で暑い日だった。「小樽ドリームビーチ」の看板を見つけ、ゆっくり進んだ。 細い林道で両側は見渡す限りカシワ林だった。「海岸沿いのカシワ林に生息する」との 本種の紹介記事を思い出し、「これはいい」とうれしくなり、途中で車を止めさっそく採集を 開始した。すぐにキタアカシジミと思われる蝶が飛び出し、3頭採集した。林道と草原の 境目をゆっくり歩いていくと、まばゆい輝きのミドリシジミ属の蝶が、かなりの速さで こちらに向かって飛んできた。採集し、以前採集したジョウザンミドリやエゾミドリと青い輝き が格段に違い、間違いなく本種と確信した。その後もう一頭採集し、帰宅した。(2019年4月記)