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本種との出会いは、これまでに一度しかない。 不思議にはっきりと覚えているその思い出をご紹介します。 小学6年当時、茨城県高萩(たかはぎ)市に住んでいた。ある日、友人数人と砂利道を歩いていて、理由ははっきりしないが、 一人離れて右手のこじんまりした白樺の木立に入っていった。ふと一本の幹に目をやると、地上1メートル程の ところに蝶が止まっていた。ゆっくりと開閉している翅の内側はとても綺麗なオレンジ色で、外側はほぼ真っ黒だった。 ドキドキしながらはやる気持ちを必死で抑え、ゆっくり近づき翅を閉じたところをつまんで採集した。写真の標本がその時のものだ。 当時はまだ昆虫針を持っていなかったため、母親に待ち針をもらって使っていた。青、赤、黄色などの頭のついた針だった。(2019年5月記)