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この蝶にはこのシーンがお似合い、というケースがいくつかある。モンシロチョウには菜の花、 オオムラサキには太い幹の樹液、アオスジアゲハには抜けるような青い空、などだ。 本種の場合は、何といってもコスモスの花だと思う。管理人の勝手な思い込みかもしれないが。 中学時代、秋になると校庭の片隅に沢山のコスモスが咲き乱れていた。そこに一頭の本種が やってきて花の蜜を吸っていた。淡いグリーンのコスモスの葉、淡い赤、白、ピンクなどの 花々、かすかに揺れるそれらの花々に次から次へと飛び回る淡い色彩の蝶、すべてが淡い色彩の 絵画のような情景だった。(2019年5月記)