マイ昆虫記録館>鱗翅目>タテハチョウ科
鱗翅目(タテハチョウ科)へ戻る 鱗翅目へ戻る トップページへ戻る
本種との出会いは一度だけだった。 東京での高校時代、青梅線の御岳(みたけ)駅で下車し、多摩川の渓流沿いを歩いていると、 コミスジに似た蝶が目の前を横切った。とっさに補虫網を振り回し採集した。この当時はまだ 運動神経がさほど悪くなかったのだろう、岩場でもバランスを崩すことなく補虫網を振ることが できた。取り出して三角紙に入れじっとみると、裏面後翅の付根に黒い小さな斑紋が散らばっており、 本種とすぐ分かった。それまでミスジの仲間で持っていたのはイチモンジチョウとコミスジだけ だったので、とても嬉しかったことを覚えている。(2019年5月記)