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鹿児島に里帰りしていた家内が、お土産と言って 2頭の虫を紙袋に入れてよこした。家内と娘で一頭ずつ採ったらしい。 綺麗な模様で、蝶と思い持ち帰ったとのことだったが、一見して蛾と分かった。初めて見る種類で、 珍品かも知れないと喜んだ。いかにも南方系の色合いで、特に瑠璃色の妖しい輝きが印象的だった。 さっそくネットで調べ本種と判明した。イヌマキの害虫で、「ヒトツバ(地元の呼び名)に沢山いる。」 と義父が説明してくれたそうだ。中学1年の娘は、近くのスーパーに買い物に行く途中、道端にいるところを つまんだ、と自慢げに話した。当日は気温が低く、その蝶(実は蛾)は翅を少し震わせていたものの逃げなかった、 とのことだった。それにしても、ネットでの本種の害虫扱いぶりはすさまじい。役所のサイトでは幼虫、蛹、成虫の 駆除方法が細かく解説されていた。それだけ本種の繁殖力が強いのだろう。(2019年8月記)