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本種とは今までに２度出合った。 最初は中学２年の時、当時住んでいた茨城県取手町だった。学校からの帰り道、緑の多く残る 道端の雑草に変わったシジミチョウがとまっていた。小学４年の時から蝶の採集をはじめて、 ほとんどの名前は写真とともに覚えていた。今回出会ったシジミチョウは、自分の記憶 には無いものだった。チリ紙に包んで持ち帰り、調べたところ、蝶ではなくギンツバメと いう蛾とわかり、「こんな蛾もいるんだな。」と驚いた。２度目は社会人になり、札幌に 住んでいる時だった。採集を兼ねたドライブにでかけ、浜益村（はまますむら）を通過し、 海水浴場の少し先の川下（かわしも）を右手に曲がり、滝川方面へと向かう国道４５１ 号線（暑寒国道）を３０分程進んだところで休憩した。車を降りて散策していると、草むらに 本種が止まっているのに気付いた。最初に出合ったときと全く同じ姿でジッとしていた。 採集し、丁寧に三角紙に包んだ。何故か妙に懐かしい蛾だ。（２０１９年９月記）
