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本種との最初の出会いは、今から30年ほど前の学生時代のことで、 父の社宅(岩手県釜石市)の庭だった。夏休みで帰省した時、天気の良い暑い日にどこからか飛来したとても 綺麗なカミキリムシが庭木に止まっていた。ブルーと黒紋の対比がとても美しく、しばらく見とれていた。 この頃は採集にあまり意欲が湧かず、ただジッと眺めていた。 その後しばらくしてカミキリムシに興味が湧き、採集し始めた。その時真っ先に採集したいと思ったのが本種だった。 そしてそのチャンスは意外と早くやってきた。カミキリムシに詳しいある方に同行する機会があり、民家の 庭先に積み上げられた倒木にいるところを4頭採集した。乾いた倒木の上をせわしなく動いている姿は、 みずみずしいブルーの翅がとても美しく、夢中で採集した。そのブルーも標本にすると少し色あせてしまった けれど、採集時の楽しい思い出は今も心に残っている。その後何度かみかける機会があり、そのたびにその美しさに ハッとしてしまう。(2008年4月記)