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札幌の自宅から国道230号線を経由して 車で40分程の所に定山渓温泉がある。ここからさらに数分の所に、豊平峡(ほうへいきょう) という温泉地がある。そのすぐ近くに「定山渓自然の村」という立派なキャンプ場があり、シーズン ともなると多くの人で賑わう。このキャンプ場に行くには、豊平峡入口の駐車場で荷物を下ろし、 リヤカーに積んで細い林道を10分程歩く。行きついたところを右に曲がると、立派な管理センターが あり、ここで入村手続きをする。右に曲がらず、そのまま真っすぐにさらに細い林道が続いている のだが、クマが出没するため立入禁止(看板有り)となっている。 このキャンプ場(平成10年完成)ができる前は、立入禁止の看板は無く、自由に散策する ことができた。主に蝶を採集していた頃は、ジョウザンシジミやミヤマカラスアゲハ(春型)などを 採集し、大いに満足したものだ。カミキリムシに熱中し始めて2年目に本種やカラフトトホシハナカミキリ などを採集した。 細い林道を20分程歩き、左手に少し上り始めたところにタンポポが林道の左側一杯に沢山咲いていた。そこに、どこ からともなく小さな虫が素早く飛んできた。本種との最初の出会いだった。その後も カラフトトホシハナカミキリなどもやってきて楽しい時間を過ごすことができた。 今、この場所がどのようになっているか知る由もない。今もあの時と同じように、発生時期には タンポポの花上を素早く飛び回り、花粉を食べているのだろうか。(2008年5月記)